住宅システムの制度編成が保守主義の性質を有し、そこに新自由主義による市場化の方向性が加わったことは、住宅条件の「有利/不利」の構造再編に結びつく。住まいと暮らしのシステムから保守主義が消え、新自由主義に置き換わったという見方がありえる。しかし、歴史経緯のなかで織り上げられた保守主義の社会制度は慣性力を有し、それが瞬時のうちに消滅するというようなことはありえない。これと同様に、新自由主義がもたらした制度改変の影響力は持続する。
(参考サイト)
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新自由主義に対する支持は減退し始めた。しかし、ネオリベラルの政策転換から生じた新たな制度が短期間のうちに消失することはない。住宅システムの制度体系は保守主義の特質を保ち、そこに新自由主義の傾向が合わさったと考える必要がある。保守主義の住宅システムに由来する旧来からの「有利/不利」は消えていない。