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投資で買う人は悪徳セールスの絶好のカモ

マンションを投資または投機対象として考えている人に、まず申し上げたいのは、「マンションは相続税対策にはなるが、投資や投機の対象にはならない」ということです。それは、かつてマンション投資が横行したために、税制面であらゆる抜け道がふさがれ、売ってもあまり利益が出ないようになったからです。投資用マンションを専門にしている業者があります。こうした業者は、名簿屋からいろいろな名簿を買ってきて、片っ端から電話をするというセールス手法をとっています。セールスマンは総じて若く知識も乏しくて、しょっちゅうトラブルを起こしているのが現実です。慎重に考えずに、うっかりと儲け話に乗ると手痛い被害を受けますから注意しなければなりません。しかし、なかには無理を承知で手を出す人もいます。投資用マンションを購入し、それを担保にオーバーローン(物件価格を超えるローン)を組んで、残ったお金をサラ金の返済に充てたり、クルマを買ったり事業資金に横流ししたりする人もいます。よほどのノウハウを持っていて、たまたまタイミングが良くなければうまくいくはずがありません。先行き破綻するのは確実なのですが、甘い言葉と目先のお金に目が眩んでしまうのでしょうか。オーバーローンを組むためにマンションを購入するという本末転倒をやったために、競売になってしまった物件もあります。もっと悪質な例では、業者が印鑑証明や委任状を悪用して多重債務者にマンションを買わせ、オーバーローン分を債権回収に充てたというのもあります。こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、医者と教師は一番のカモと見られています。どうも世事に疎いということのようです。なにしろ、うまくいかないことを「うまくいくように見せかける」術だけは身につけたセールスが横行していますから、十分に注意しましょう。