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医師の防衛反応として過剰診療を生んでいる

営利を目的としない医療が、奉仕の部分で訴えられるとすれば医療訴訟に違和感をおぼえますが、このような傾向が医師の防衛反応として過剰診療を生んでいるのです。患者が自宅で転倒して骨折すれば、病院に入院して手術になります。そして病院は感謝されることになります。しかし、入院患者が病院で転倒して骨折すれば、病院の管理責任が追及されるのです。このような事例は老人や痴呆患者が増えているので多く見られます。食べ物を喉につまらせたり、ベッドや階段から落ちたり、このような病院での事故が増えています。

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病院側が不可抗力と説明しても、家族は病院の責任ばかりを追及してくるのです。かつての日本では、子供は休日に学校に行って遊んだものです。しかし、休みの日に事故がおき、学校側の管理責任を世間が問うようになってから、学校の門が閉ざされることになりました。このように、建て前だけの管理責任を問題にすると、その代償として自由な行動が制限されることになります。病院から飛び降り自殺患者がでれば、屋上のドアは閉ざされ、窓にはカギがつきます。患者がベッドから落ちれば、落ちる可能性のある患者は全員紐でベッドにしばられることになります。不可抗力の責任を追及しすぎると、病院は管理責任から逃れる処置として、多くの患者の快適な行動を制限するようになるのです。