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カルシウムとマグネシウムのかいせつ

食習慣のない岩石(ドロマイト)や貝殻や卵の殻やサンゴ礁や牛の骨から精製して得られた無機酸(酸化や炭酸やリン酸)のカルシウムが生体にとって有用だという証拠はありませんし、人間が摂取することに無理があります。またグルコン酸カルシウムなどの有機酸のカルシウムやAACカルシウムも精製されたカルシウムという点で変わりありません。カルシウムを生体内で利用する際にチームで働いてくれる栄養素も一緒に摂れるのは、食べ物由来の無精製カルシウムです。また、マグネシウムもドロマイトなどから精製して得られます。葉緑素とヘモグロビンは構造が似ています。葉緑素は光合成をして太陽のエネルギーを栄養素に変えています。ヘモグロビンは動物の体内に酸素を運んでいます。葉緑素の中心にはマグネシウムが、ヘモグロビンの中心には鉄があります。葉緑素は植物がマグネシウムを実際に利用している形なので、よいマグネシウム源になります。ほかに豆類や海藻類もよいマグネシウム源ですが、現代の食生活ではなかなか摂れないミネラルの一つです。ミネラルの中でも、カルシウムとマグネシウムは多量に必要とされるため、健康(栄養)補助食品で補うのも一つの方法です。カルシウムとマグネシウムを2対1で摂ったほうがいいということで、2対1の比率で含まれた健康(栄養)補助食品がよく市販されていますが、これは少し時代遅れです。20年くらい前にアメリカでいわれていたことです。マグネシウムの重要性が明らかになるにつれ、またカルシウムに比べて現代人には摂りにくいミネラルであることなどから、アメリカの栄養療法医たちは、カルシウムとマグネシウムの比が1対1になるように処方することが多いのです。カルシウムとマグネシウムのバランスをとるために、マグネシウムのほうを多く処方する場合もあるくらいです。皆さんは、カルシウムとマグネシウムを少量(例えば10〜20mg)ずつ同量含む無精製のミネラルから始めるといいでしょう。あとは医師と相談しながら、状況に応じてどちらかを増減していけばいいのです。健康(栄養)補助食品としては、食べ物からつくられた無精製マグネシウムがベストです。