アーカイブ

“新卒”と“既卒”の間の越えられない壁

既卒という言葉がある。あまり一般的ではないので、聞いたことないよという人のほうが多いかもしれない。新卒の対になる言葉で、要するに、「すでに卒業してしまっている人間」を意味する。そんなことを言ったらすべての社会人が含まれてしまうが、これが企業内(特に人事部)で使われる場合、「正社員としての内定がないまま、学校を卒業してしまった若者」を指す。彼らが、就職先を決めないまま大学を卒業してしまった理由はさまざまだ。

[おすすめサイト]
社員研修なら日本創造教育研究所がいい!
http://www.gasoso.net/archives/3558337.html

田舞徳太郎通信ブログ 日本創造教育研究所
http://www.tamai-tushin.com/

福岡経営研究会
http://www.keieiken.net/fukuoka/

日創研 北九州経営研究会
http://www.kita-k.jp/

単純に内定が取れなかった人間もいれば、あえてフリーターの道を選んだものもいる。なかには、決まっていた内定先が卒業までに倒産してしまったケースもある。だが、いかなる事情があれ、彼らが翌年以降に就職活動を再スタートした場合、十把一絡げに放り込まれるカテゴリーが“既卒”である。では、既卒扱いになってしまうと、その後の就職活動においてどういった影響があるのか。はっきり言ってしまえば、ほとんどの企業で「既卒者は門前払いされる」ことになる。それは、本人の学歴がどんなに素晴らしくても変わらない。「計五〇社くらいは送りましたね。履歴書と送料だけで三万円くらいは使ったかな」K君は二八歳のフリーターだ。現在は都内で進学塾講師のバイトをしながら暮らしている。月収は一五万円ほど。家賃が六万円だから、けっして楽な暮らしではない。実は、彼は東京大学法学部卒業という学歴を持っている。卒業したのは二四歳のときだから、留年して年を食いすぎたわけでもない。成績も学内で上位二割には入っていた。すべてが順調たったと言えるだろう。ただ一点を除いては。